6/5(土)日本学生個人選手権5000m反省

こんにちは。最近は暇さえあれば来年どこの街に引っ越そうか考えています。確実に一人暮らしを想定していない高級物件を意味もなく調べて実現しえない世界線での生活を想像するのが楽しいです。直後に激しい虚無感に襲われるのでおススメはしません。

 

さて、土曜日に大学初の全国大会である日本学生個人選手権に出場してきました。

 

【結果】

5000m1組目

14’12”39 2nd Best 組11着、総合29位

1000mlap: 2’48-2’49-2’56-2’49-2’50

400mlap: 66”3-67”7-67”5-67”2-68”9-70”2-69”9-68”5-67”6-69”0-68”4-67”9-32”9

 

終盤まで先頭集団について5~6番手を走っていましたが、ラスト600m以降周りのスパートに全く対応できず、最終盤でズルズル順位を下げる結果になりました。

 

【目標】

組5着以内

 

記録よりも勝負にこだわりました。今回から出場標準記録が14’10に上がったことで組の中の持ち記録上の実力差はかなり小さかったので、単純な走力以上に位置取りやレースプランなどの戦略が勝敗に大きくかかわってくると考えました。

 

【練習】

5/24 Rest

5/25 15kjog(avg4’09)

5/26 15kjog(avg4’09)

5/27 up 6kjog+300*5(r150)+down 6kjog

5/28 Rest

5/29 1500(4’30)+4600(4’00/k)+4600(3’30/k)+4000(3’00/k)

5/30 10kjog(avg4’27)

5/31 14.5kjog(avg4’26)

6/1 10.5kjog(avg4’08)

6/2 11kjog(avg4’31)+about400*5(R1’) 62-68-68-68-68

6/3 12kjog(avg4’26)

6/4 8kjog(avg4’19)

 

関カレ後からの2週間は疲労抜きと動きのキレのバランスをとるのに労力を割きました。ほぼジョグだけ、動きが整ってきたあたりで強めの流しくらいのイメージでショートインターバルを入れて動きのキレを保つ組み方。日常的に座って作業する時間が増えた影響で背中が固まり、全身の動きの調和がとれていない感覚が一日おきくらいにやってきたことだけがレースに向けた不安要素でした。ただ、原因ははっきりしていたので背中をほぐす時間を長くとってうまく整えていきました。

 

うまく整えたとはいえ、今年は身体の仕上がりが例年より早くて4月から好調を保ってきていたので、関カレが終わって一気にピークアウトした感じがあり、絶好調とは言い難い状態でした。うまくハマって14’10くらい、ダメなら14分半くらいの見込み。13分台はさすがに出せない。

 

【レースプラン】

速くても遅くてもいつでも先頭に立てる位置でレースを進めようと計画していました。先頭集団にぴったりくっついて最後まで引っ張ってもらうコバンザメ作戦。

 

【レース展開】

計画通り先頭集団についたおかげで日本学連のyoutube動画

https://www.youtube.com/watch?v=f2bSwtZMbnQ

の終盤までしっかり映っていました。持ち記録14’00~14’10くらいの選手が集中していたので集団が膨らんで走りにくくなると想定していましたが、人数が関カレほど多くなかったこともあり、位置取りがスムーズかつ安心してキープできました。2000-3000でちょっと先頭のリズムが落ち、3000からのペースアップで一度差が開きかけたものの持ちこたえ、ラスト600mからの切り替えに対応できず5人に抜かれて11着ゴール。

 

【振り返り】

〇良かった点:調整、位置取り

×悪かった点:スパートの切り替え

 

〇調整

関カレからの2週間の調整がうまくいったと思います。

ハーフと5000mを走った影響はさすがにごまかせず、レース3日後くらいから左足首の外頸骨の古傷の疼きと両膝のぐらつきでうまく走れなくなりました。主原因は疲労、両膝のぐらつきは大腿部の張りに起因していると思ったので、思い切ってジョグの量を減らし、レースまでに計画していたポイ練もほとんど取りやめました。結果としてアプローチの仕方が的外れではなかったようでしっかり状態を修正することができたので、ようやく自分の身体のことが分かってきたなという実感を得ています。

 

〇位置取り

レース中の位置取りが良かったです。一番内側からのスタートで、押し合いへし合いを制する自信はあまりないので、うまく前の方に抜け出せない不安がありましたが、思い切っていつもよりスタートダッシュに力を入れたことで理想通りのポジションに着けました。先頭から二人くらい後方、1レーンの外側が、先頭の動きにリズムを合わせて楽ができ、動きの変化にもすぐに対応できるので個人的にはベストです。3000mから少し離れ始めたときにも冷静に間を詰めていけました。

 

×スパートの切り替え

いつも通りの弱点が露呈しました。ラスト1周66秒もかかったらそりゃあ6人抜かれもするよな、という感じです。そこまでの余力云々の話でもあると思いますが、一定のペースで身体が馴染んだ後に動きを切り替える動作が鈍いことも一つの原因である気がしています。速いペースの中で動きを使い分けるトレーニング、例えば変化走やビルドアップが有効なのでしょうか。ハーフを見据えた、一定ペースでひたすら我慢する動きばかり追い求めてきたので、トラックでの勝負強さに直結するスパート力を伸ばすトレーニングが不足していると感じます。

 

【総括】

ちょうど先日の関カレ5000mの反省ブログに「最近の調子なら状態を整えれば14’10までは持っていけそう」と大口を叩いていたので14分半とかかかったら赤っ恥だな、と内心ビクビクしていましたが、自分の見積もりは間違っていなかったとホッとしています。現状からタイムを予測する能力への自信を深めました。

 

また、昨年の冬に記録した14’05”87の自己ベストがフロックではなかったことをようやく示せたことにも安堵しています。

 

昨年からの5000mのレース結果は以下の通り。

2020年12月6日日体長14’05”87(PB)

2021年3月26日院カレ14’51”9

2021年4月17日早稲田14’19”25(3rd Best)

2021年5月4日東海大14’22”92

2021年5月23日関カレ14’30”18

2021年6月5日個人選14’12”39(2nd Best)

 

安定した記録で走れるようになり、3rd Bestまでの平均タイムも徐々に上がってきているので成長を実感しています。学生のうちに上位3つ平均14’05くらいまで持っていけたら嬉しいです。

 

勝負を意識したレースができる寿命はたぶん記録を意識したレースができる寿命よりずっと早く訪れると思っているので、勝負に気持ちを燃やせるうちに勝負強さを身に付けて勝負に勝つ経験をしたいなと思います。

 

【今後】

レース続きで5月はあまり十分にトレーニングができていなかったので、これから1か月半は鍛錬期に充てる予定です。7月後半のホクレンディスタンス学連ディスタンスで記録を狙います。全カレの出場人数がかなり絞られ、場合によっては最低限10000m28分台、5000m13’50は持っていないと出場すら危うい可能性があるので、あと1か月半で一皮むけられるように鍛錬したいと思います。7月頭の岩手県選手権にも出場予定です。